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◆ほおずき市 ◆災害に対する備え・・・追記あり [防災・減災シリーズ]

◆ほおずき市 (再掲)

 今年もほおずき市の季節がやってきた。

 ほおずき・・・漢字で書くと『鬼灯』と書く。

 ほおずきの果実を死者の霊を導く提灯に見立てて、盆棚に飾る風習があることから、『鬼灯』と書くのだろうか?

5ほおずき.jpg

 7月の上旬には日本各地でほおずき市が開かれるが、その中でも有名な浅草寺のほおずき市は、一際多くの人々が詰めかける。

 この浅草寺のほおずき市にお参りすると、一日お参りしただけで、なんと四万六千日(しまんろくせんにち)お参りしたのと同じだけのご利益を受けることができるといわれている。四万六千日というと、実に126年を超える。

3ほおずき.jpg 浅草寺では室町時代から月に1回の『功徳日』を設けて、この日にお参りすると百日分のご利益を頂けるとされてきた。中でも7月10日は特別で、千日分のご利益を頂けることから『千日詣』と呼ばれた。これが江戸も半ばの享保年間になると千日どころか『四万六千日』のご利益を頂けると言われるようになった。

 四万六千日は、関西方面では8月10日とするところが多いようだが、関東では7月10日とするところが多い。

 一方ほおずき市の始まりは、港区は芝にある愛宕神社の縁日に始まったと言われている。ほおずきは、煎じて飲むと子どもの癇の虫や女性の癪に効くといわれていたことから、縁日でお祓いを受けたほおずきを売るようになった。

 愛宕神社の縁日を、浅草観音様の功徳日にあやかって『四万六千日』と呼んでいたが、四万六千日だったら浅草寺だろうということで、浅草寺境内でもほおずき市が開かれるようになり、いつしか愛宕神社より有名になったという。

 私もこの御利益を得たいと思い、久しぶりにぶらっと浅草に出かけた。

仲見世から宝蔵門に続く参道にはびっしりほおずきを売る店が立ち並んでいる。店の前では、手ぬぐいを棒に巻いて髪をアップにまとめた頭に載せ、黒い前垂れをしているいなせなお姉さんが両手にほおずきの鉢を持って、行き交う人々に声をかけている。売られている鉢には、青い実が多いが、中には綺麗な橙色に染まった実が付

いていたり、緑から橙色のグラデーションになっている実がついている。子どもの頃は、この実で音を鳴らしたものだ。

 そして、一つひとつの鉢には、かわいらしい江戸風鈴が付いていて、夏の風情を盛り立てていた。

 『四万六千日』の由来は定かではない。人間の生物学的な寿命は126歳といわれていることが、この『四万六千日』と一緒であることは、単なる偶然とは思えない。

 米1升が、米粒4万6000粒あることから、米1升を人間の一生にかけているとも言われている。

 何はともあれ、室町時代から続いてきたこの功徳の日『四万六千日』、日本のすばらしい伝統をいつまでも守り伝えたいものだ。



◆水害

今年は九州北部をはじめ各地で大雨による甚大な被害がでた。被災された方々には心からお見舞い申し上げたい。

首都圏においても、一昨年の2015年9月には、鬼怒川の堤防が決壊し甚大な被害が発生したが、すでにその記憶は薄れ、危機意識は継承されていない。

昨年は茨城県常総市で堤防が決壊し、大きな被害がでた。その際人口8万人の常総市で1300人もの人々が自衛隊などのヘリコプターで救助された。

もしこれが東京東部の河川の堤防が決壊した場合はどうなるのだろうか。

内閣府中央防災会議が行った『首都圏の大規模水害における被害想定をご覧いただきたい。

水害.jpg

(→http://www.bousai.go.jp/fusuigai/pdf/higaisoutei_gaiyou.pdf

右上の荒川右岸低地氾濫の被害想定は、北区の赤羽付近で荒川右岸の堤防が決壊したことを想定している。

浸水域には120万人の人々が暮らすが、その人たちをヘリコプターで救助するとなるといったいどれだけの資材と時間がかかるのか・・・

 

これは余談だが、荒川と隅田川の堤防は、右岸(海に向かって右手が右岸、左手が左岸)と左岸で高さが違うのをご存じだろうか?

実は西側の右岸(都心側)が、東側の左岸より1.5m高くなっているのだ。

つまり、川の水があふれるときは、東側に流れ出して、都心を守るように『設計』されているのである。

荒川左岸の足立区、墨田区、江東区の方々は、より水害にたいしても『そなえ』て欲しいものである。


◆地震

以前からこの場でも「日本は地震の活動期に入っている」という事を述べてきたが、ここにきてさらにその勢いを増している。次の表は、以前にもご紹介した10年毎の震度5弱以上の地震の発生回数を数えたものだ。

すでに今年に入ってから震度5弱が3回、震度5強が3回、合計6回も発生していて、この表のデータを更新するのが忙しいくらいだ。

震度回数表.jpg

21世紀に入り、近代日本において未だかつて経験をしたことのない地震の活動期に入っている。

一人でも多くの人に、自分の命を守る、そして家族の命を守る術を身につけて、備えて欲しいものである。



◆7月には神奈川県開成町で町民向けに防災・減災の講演をさせていただく。2017.01.20親子防災教室blog.jpg

また、8月には泉佐野市で2回サバイバルに関する講演をさせていただく。

 

東京でも9月に23区内の某所で講演させていただく予定だ。詳細が決まり次第、またご案内させていただく。

 

講演で、「防災力」は「想像力」だとよくお話しをしている。

人間はいざという時に自分の理解を越えた事態に遭遇すると凍り付いてしまい、すぐに行動を起こせる人はいない。

自分がおかれた状況を瞬時に分析し、身を守る行動を起こすには、普段から「この場で地震があったら、あるいは、火災にあったら、あるいは、大雨がふったら、どのような状態におかれるのか」を想像し、それに対してどのような行動をとれば最善なのかをシミュレーションすることが大切だ。

 

日ごろからそのような訓練をしておくことによって、いざという時に自身の、そして大切な家族の命を守ることができる。

 

【追記】

右のチラシが3月に実施したものでした。

失礼しました。改めめて、以下に今回のチラシを貼り付けます。

既に定員を上回る申し込みをいただいているようです。

ご興味があれば、「いずみさの女性センター」さんまでお問い合わせください。


チラシ2.jpg

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