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学生街の四季 シンガポール編2 [学生街の四季]

今朝は曽根風呂さんが重たかったのか、ネット環境が悪かったのか、一つの記事を開いてniceを押してコメントを書くのに数分かかり、ストレスがたまる一方でした。

その後スマホに変えて訪問しましたが、朝のうちは同じような状況で、今日はほとんどお邪魔できていません。 

今日は日中も忙しかったのですが、夜は都内某所で来年の世界ジャンボリーの部門の打ち合わせをして帰宅しました。

今日も日付が変わろうとしているので、つれづれなるままにシンガポール編の続きを書きなぐって見ました。 前回のお話は、こちらからどうぞ
 ⇒学生街の四季 シンガポール編1
 

さらにこの後に続く話は以前書いたこちらです
 ⇒泰山木 回顧 学生街の四季より

 

「『陳淑雲・・・誰だろう。』・・・あ、それじゃあこれからロビーに降りるので、待っていてくれるように伝えてください。」受話器を置くと、部屋を出てエレベーターへと向かった。

 健作の泊まっているホテルは古いつくりで、廊下やロビーはやや暗く落ち着いた雰囲気だ。
やってきたエレベーターに乗り「G」を押すと、扉は閉まりエレベーターは下がり始める。
G」のマークが輝いて「チーン」とベルの音がするとエレベーターは止まって、ゆっくりと扉が開いた。 

エレベーターの前には、制服姿の高校生が3人立っている。

「き、君たちは・・・」白いブラウスに紺色のスカートは、ダンマンハイスクールの生徒がだった。
1人ひとりの顔を見ていくと、なんと昼間学校で獅子舞を演じていた2人と、もうひとりは、授業を手伝ったクラスで見かけたような気がする。

「健作先生、今日はありがとうございました。」
「ここで立ち話もなんだから、ロビーに行こう。」
 通りに面してガラス張りになった喫茶スペースに行き、ウェイターにホットコーヒーとアイスコーヒーを3つ頼むと、低いテーブルを挟んで長くふかふかのソファーに移動して、3人と向かい合った。 

3人の中で一番背の高い少女が一歩前にでると、右手を差し出した。
「健作先生、私が陳淑雲です。」同様に他の2人とも握手を交わすと、ソファーに腰掛けた。 

「しかし君たち、よくこのホテルがわかったね。」
「ええ、副校長に聞きました。健作先生、今日は本当にありがとうございました。」
「僕はちょうど通りかかっただけで、君たちの運動神経が素晴らしかったから怪我をしなかったんだろう。
それから、『先生』は止めてくれないかな!?
僕だって、まだ大学生なんだから。」

「じゃあなんとお呼びしたらいいんですか?」
「そうだなぁ・・・『健作』でいいよ!」 
「はい、わかりました。私の愛称はリリーです。健作、リリーと呼んでください。」
「リリー・・・ユリかぁ。気品があって華やかなところが君にぴったりだね、リリー。」
「健作、ありがとうございます。ところで私には2人のお兄さんがいるんですけど、1人はカナダに、もう1人はオーストラリアに留学しています。
私は日本に留学したいと思っています。」
「へー、君の家はすごいんだね。お父さんは何をしてらっしゃるの?」
「父は貿易会社を経営しています。健作は、いつ日本に帰るんですか? 
色々日本のことを聞かせてほしいです。」
「僕はとりあえず来週日本に帰ります。」
「それじゃあお手紙をお送りしますので、住所を教えてください。」

陳淑雲は、カバンからノートを取り出すと、ボールペンと一緒に差し出した。

 健作は住所と名前を英語で書いた。
「健作、名前は漢字でも書いて!」いわれるままに、漢字で名前を書いた。

3人は中国語で二言三言言葉を交わすと、突然笑い出した。
「え、何がおかしいの?」理由は教えてくれない。
「健作、よかったらみんなでちょっと海を見に行きませんか?」
「ああ、良いよ。」 ホテルの玄関を出て、健作はタクシーの方に向かおうとすると、陳淑雲に腕を引っ張られた。
「健作、バス! バスのほうが安いですよ。」ホテルの近くのバス停に向かうと、やってきたバスに小銭を放り込んで乗り込んだ。

冷房の入っていないバスは、窓が開け放たれているとはいえ、蒸し暑い。 
「健作、後ろに行きましょう。」というと、がらがらのバスの一番後ろの席まで連れていかれた。

開け放たれた窓からは、潮の香りがかすかにする風が吹き込んできて、前方の席とは違って意外と心地よい。 
セントーザ島に隣接するフェリー乗り場でバスを降りると、2~30人乗ったら満員になりそうな小さなフェリーに乗って、島へと渡る。船から水面を見下ろすと、真っ白な海底まで透き通って見えている。
手を差し出せば、海底まで届くような錯覚に襲われた。 

島に着くと、遊歩道を海岸へと向かった。
陳淑雲たち3人は本当によく笑う。
英語で話してくれると判るのだが、中国語で話されると、全くわからない。 

と、突然林を抜けると、視界が広がって朱に染まった海に黒々とシルエットを湛えた島が点在してみえた。 
それまで大きな声で笑っていた3人は砂浜に駆け出すと、沈み行く太陽をじっと見つめていた。健作もその脇に立って、自然が織り成す壮大なドラマをじっと眺めた。 

空に浮かんだ雲は黄金色に輝き、大きさとスピードを増した太陽は、ぐんぐん水平線に近づく。

太陽が水平線のかなたに沈みかけると、なんと一筋の燃えるように輝く海の道が現われた。

109猿島夕日.jpg  

やがて太陽は沈み、空は茜色から群青色へと変わっていく。

・・・つづく 

一回では書ききれませんでした。

 もう一回くらいいつか書きましょう。

まったく推敲していないのを載せるのもいかがなものかとも思いましたが、今日も時間がなくこのままアップします。

写真は残念ながらシンガポールの夕焼けの写真ではありません。 東京湾に浮かぶ猿島で、煉瓦研究のフィールドワークをした日に猿島から見た夕焼けです。 

追記 朝読み返してみると、最後は端折りすぎでしたね。

貿易会社のオーナーの「おじょうさま」がタクシーに乗らずにバスにのるのは不自然?・・・とも思いましたが、実際そうだったのだから、ここはフィクションではなく事実のままでいいかな(^^)


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コメント 34

すー

おはようございます

毎日毎日、相変わらずお忙しいそうですね。その上、「学生街の四季」も・・・すごいと思います。
でも、お体はお自愛くださいね。
by すー (2014-04-16 04:24) 

獏

確かに最近凄く重いことが突発的にありますね。。。

by 獏 (2014-04-16 06:20) 

YUTAじい

おはようございます。
色々ご心配を・・・元気です。
by YUTAじい (2014-04-16 06:46) 

川鮎くん

ブロガーが多く訪問する時間帯はリアルタイムにniceやコメントが
反映されますが 日中はリアルタイムに反映されないようです
システム変更? 一定時間にまとめて反映させているようです~!!
by 川鮎くん (2014-04-16 07:10) 

viviane

シンガポールではなく、東京湾の夕陽なんですね・・
読みながら辿り着くと・・シンガポールでもいける感じがします^^

by viviane (2014-04-16 07:52) 

旅爺さん

シンガポールは実に綺麗な町で街路樹に大木も残されてますね。
学生達とも沢山の想い出を作って来ましたね。
by 旅爺さん (2014-04-16 08:05) 

ナビパ

今朝はどうにか調子良さそうです。
夕陽が綺麗な光景ですね。d(^_^o)
by ナビパ (2014-04-16 08:11) 

ma2ma2

また最近は重くなって来ていますね、曽根風呂!
by ma2ma2 (2014-04-16 08:14) 

katakiyo

多才な駅員3に睡眠時間は取れますか?
by katakiyo (2014-04-16 08:17) 

ソニックマイヅル

シンガポールは本当に良いところですよね。また是非行ってみたいです。^^;
by ソニックマイヅル (2014-04-16 08:18) 

hatumi30331

曽根風呂・・・調子悪いと・・・最悪やね。^^:
夕日の写真に・・ほッとして・・・
自然に癒されてる事を実感。(笑)
by hatumi30331 (2014-04-16 08:42) 

ニッキー

南の国の夕日っぽく見えますよぉ(^^♪
最近旅行に行ってないので、こういう夕日を見るとウズウズ♪しちゃいます(^_^;)
by ニッキー (2014-04-16 09:06) 

mimimomo

おはようございます^^
これはやはりノンフィクション(^0^
どうしてそんなに色々お仕事なさって体が持つのかと不思議なくらいです。
どうぞご自愛くださいませ。
by mimimomo (2014-04-16 09:07) 

johncomeback

シンガポールにはソニーの事業所や研究所があって、
同僚や後輩が何人も赴任していきました。彼等は元気かなぁ?
by johncomeback (2014-04-16 09:12) 

kojiyan

写真も良く撮れているし、多才な駅員さんには脱帽です
by kojiyan (2014-04-16 09:34) 

Silvermac

素晴らしい文章力、読ませますね。
by Silvermac (2014-04-16 09:44) 

(。・_・。)2k

最近 重いですよね
回るのに時間がかかって大変です

by (。・_・。)2k (2014-04-16 10:55) 

路渡カッパ

ソネブロの重さ、いつまで経っても改善されませんね。
フリーズしたのかと思うことも度々あります。(-。-;)
シンガポールか・・・イイでしょうね♪
by 路渡カッパ (2014-04-16 11:10) 

とし@黒猫

いつもご訪問&コメントをいただきまして、
ありがとうございます。
曽根風呂は、コメント送信時にエラーが出ることも多く、
イライラします。
by とし@黒猫 (2014-04-16 12:30) 

美美

なんて素敵な夕陽でしょう。
心に沁みます。
by 美美 (2014-04-16 13:44) 

昆野誠吾

先が気になります。
なんか妙にワクワクするのは気のせいでしょうか^^;
by 昆野誠吾 (2014-04-16 15:32) 

馬爺

本当に改善できないSO-NETですね、しかしシンガポールにまで行かれているんですね、
by 馬爺 (2014-04-16 17:17) 

風来鶏

久しぶりの「学生街の四季」シンガポール編、楽しませていただきました(^^)
バスに乗せたのは、窓から吹き込む潮風を体験させたかったのでは?!
by 風来鶏 (2014-04-16 17:30) 

yumeyunta

これは、小説ではなく実話なのですね。
理解をするのに多少時間がかかってしまいました。(^^;)
呑み込みが悪く、すみません。
「学生街」シリーズをきちんとすべて読むのは時間がかかろそうです。
少しづつ読ませていただきます。楽しみです。
by yumeyunta (2014-04-16 17:49) 

夏炉冬扇

今晩は。
今日はチャレンジ。
ソバ蒔きしました。アップ。
by 夏炉冬扇 (2014-04-16 17:53) 

まこ

・・・で、それから、みんなでどんなモノを
食べに行くのかしらん?って
ワクワク期待している食いしん坊なワタシ(⌒・⌒)ゞ
by まこ (2014-04-16 18:57) 

ゆうみ

不具合も愛嬌のうちと思えない時もありますね。
by ゆうみ (2014-04-16 19:03) 

あざみ

事実のままが、いいです^^
by あざみ (2014-04-16 21:22) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

続編楽しみにしています。
最近ソネブロの重い日が続きます。

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2014-04-16 21:45) 

Azumino_Kaku

こんばんは。
シンガポール、いろんな人たちとの交流の様子がいきいきと描かれていますね。
私も一度だけ仕事で行きました。
再訪してみたいです。
by Azumino_Kaku (2014-04-16 21:50) 

sarusan

今晩は、明日から3日程お休みしますので宜しくお願いします。
by sarusan (2014-04-16 22:33) 

orange

そう、なぜか途中でコメントが入らなくなったり、飛んでしまったり。
スマホでもページ間の移動が難しい時間帯もありますね。
それにしても美しい夕陽です。
by orange (2014-04-16 23:02) 

唐津っ子

PCの時は、重たくて大変な日も多かったですが、
携帯だと大丈夫みたいです。
もっとも、コメントを書くのが大変ですが(汗)
by 唐津っ子 (2014-04-16 23:13) 

ちょいのり

同じ夕日を見たはずなのに、すっかり話しに入っていたからシンガポールの画像化と錯覚しちゃいましたよw
言わなきゃばれなかったのにw

by ちょいのり (2014-04-18 01:47) 

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